野球を好きなる七つの道

先日新聞に巨人でピッチャーをしていた桑田真澄元選手のインタビューが掲載されていました。

そこでは野球を楽しくプレイするための七つのポイントに分けてまとめてあり
とても感心したのでここにメモしておきます。

練習時間を減らそう

 どんな選手でも集中力と体力に限界がある。
 短時間で効果的な全体練習をして、残りの時間は体調に応じた個人練習や
 課題の追求に割いたほうが技術力はアップする。

ダッシュは全力十本

 手を抜いたりサボったりすることはよくないが、
 身の丈に合わない量の練習をすると怪我でプレーできない体になってしまう恐れがある。
 練習量を増やし過ぎると動作は徐々遅くなり、
 それを脳が覚え体に染み付かせてしまう。
 100本ダッシュより集中した10本ダッシュ

どんどんミスしよう

 スポーツにミスはつきもの。
 自分のミス、仲間のミスをカバーしあうのがチームプレー。
 ミスをなくすよりミスから学ぶ方がずっと有意義。
 ミスはどうしてミスしたかを考えるチャンスであり、
 それがミスを減らす練習へつながる。
 タイミングだけあわせて空振りするつもりで臨もう。

勝利ばかり追わない

 目の前に勝利に固執する指導者は、手段を選ばなくなる。
 小学校時代は、礼儀と基礎形成が大事。
 体罰を受けきた選手は、体罰をする指導者になる。

勉強や遊びを大切に

 人間は得意なことだけで生きていくことはできない。
 対戦相手を分析したり、自分をコントロールできる人間になろう。

米国を手本にしない

 現在メジャーリーグは助っ人外国人を多数入り込んでいる。
 拝金主義的な状態に陥っている。
 日本野球の魅力をきちんと受け継いでいこう。 

その大声、無駄では?

 ノックの待ち時間が長いのは練習方法に無駄がある証拠。
 ヤジは日本野球の悪習のひとつ。
 相手を敬い、称えられるのがスポーツの美しさ。